「裏側矯正の手順がよくわからない」
「表側の矯正はムリだけど裏側なら」
あなたも同じような思いを抱えていませんか?歯並びを整えたい気持ちがありながらも、矯正装置の見た目に抵抗を感じている方は想像以上にたくさんいらっしゃいます。
社会人になってから矯正を検討する方の多くが、治療中の見た目への不安から二の足を踏んでしまい、「やっぱり矯正なんて…」と諦める場合も少なくありません。
長年、私は矯正歯科医として「治療中の見た目を気にしない裏側矯正」に特化してきました。今回は、裏側矯正がどのような手順で進められるのか、初めての方にもわかりやすく6つのステップでご紹介します。
さらに、治療前後の変化がわかる裏側矯正の症例や、患者さんからよく寄せられる質問にも回答していきます。見た目を気にせず美しい歯並びを手に入れたいと願う方にとって、治療への一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいです。
も く じ
Toggle裏側矯正の6手順!初回カウンセリング~完了まで

裏側矯正の手順は、初回カウンセリングから治療完了まで大きく6つのステップに分かれています。当院では2008年から裏側矯正を専門として取り組み、患者さんが安心して治療に臨めるよう、各手順で丁寧な対応を心がけています。
手順① 初回カウンセリング
裏側矯正の第一歩は、あなたのお悩みをじっくりとお聞きすることから始まります。まずは口の中を撮影して、主に現在の歯並びがどのような状態なのかを確認していく手順です。
初回カウンセリングでは、口腔内の画像をモニターで一緒にチェックしながら、現在の状態と治療の可能性について分かりやすくお話しします。
また、あなたがどのような歯並びにしたいのか、なぜ矯正治療を考えるようになったのかなどをお聞きします。気になっている箇所や「ここを改善したい!」「こういう自分になりたい!」というご希望があれば教えてください。
たとえば、
- 営業職の方なら「お客様と話すときに好印象を残したい」
- 教育関係の方なら「生徒や保護者の前で自信をもって話したい」
- 受付業務の方なら「会社の来客対応で気にならないようにしたい」
など、個々のライフスタイルに合わせたご希望がありませんか?
そして、カウンセリングにおいて何より大切なのは「あなたが納得して治療を始められるかどうか」です。焦って決断する必要はありませんので、じっくりとご検討ください。
手順② 精密検査を行う
治療開始のご決断後、本格的な治療計画を立てるための精密検査に進みます。裏側矯正では詳細な分析が必要になるため、この段階での情報収集がとても重要です。
顔全体の写真、口の中の詳細な写真、レントゲン、歯型などの資料を多角的に分析することで、表面的には見えなかった問題点も明らかになってきます。
なぜ現在のような歯並びになったのか、初回のカウンセリング以上に、根本的な原因を詳しく分析していきます。隠れた原因まで徹底的に見つけ出すことが、成功する裏側矯正には必要不可欠です。
精密検査は、あなただけの治療計画を立てる大切な手順です。検査は一般的に痛みを伴わない処置ですので、多くの方にリラックスして受けていただいています。
手順③ 診断・治療計画の説明
検査結果の分析が完了した後に、診断結果をお伝えする手順です。多くの患者さんが「こんなことまで分かるんですね」と驚かれるほど、詳細な結果をご説明します。
裏側矯正を専門とする当院では、
「ワイヤーが見えるのを避けたい」
「周囲に知られずに矯正を進めたい」
などのご希望にもしっかりとお応えし、矯正中の見た目に配慮しながら、美しい歯並びを目指す治療をご提案します。もし不安に思うことがあれば、お聞かせください。
「本当にきれいになるんでしょうか?」という質問をよくいただきますが、私の25年以上の経験から、適切な診断と治療計画、矯正歯科医の技術、患者さん自身の取り組みにより、良好な結果が期待できると考えています。ただし、治療結果には個人差があることをご理解ください。
手順④ 矯正治療スタート
治療計画に同意いただいた後、いよいよ裏側矯正の治療が始まります。感覚には個人差はありますが、「思っていたより違和感が少ない」などの声を聞くこともよくあります。裏側矯正の装置は外からほとんど見えないため、治療を始めたその日から人目を気にせず過ごせる方も多いです。
矯正装置の装着は丁寧に行います。院長の私が直接担当し、違和感を最小限に抑えるよう細心の注意を払っていきます。
治療が始まると、1~2カ月ごとの通院で装置の調整を行います。毎回、歯の動きを確認しながら、次の手順に向けて細かな調整を加えていきます。この積み重ねが、美しい仕上がりにつながっていくのです。
手順⑤ トレーニング指導
裏側矯正を成功に導くために欠かせないのが、正しい口腔機能の使い方を身につけることです。実は、多くの歯並びの問題は日常的な癖や習慣が原因となっています。
- 唇を噛む癖がある
- 舌で前歯を押す癖がある
- 口で呼吸することが多い
- 片側でばかり噛んでいる
このような習慣があると、矯正治療で改善された歯並びに悪影響を及ぼし、後戻りのリスクが高まる可能性があります。
当院では、筋機能療法(MFT)と呼ばれる専門的なトレーニングをお教えしています。MFTとは、舌や口の周りの筋肉の正しい使い方を練習することで、歯並びの改善を助けたり、治療後の後戻りを防ぐ訓練法です。
「トレーニングって大変そう…」と感じるかもしれませんが、舌の正しい位置を覚える、口の周りの筋肉を鍛えるなど、実際はちょっとした意識の変化で改善できることばかりです。
患者さんの積極的な取り組みによって治療結果は大きく変わるため、私も全力でサポートいたします。
手順⑥ 装置撤去・保定する
治療目標を達成できたら、ついに矯正装置を取り外す日がやってきます。「本当にこんなに変わったんですね!」と感動される瞬間は、私にとっても治療の醍醐味です。
ただし、装置を外して治療が完了するわけではありません。動いたばかりの歯は不安定な状態にあるため、保定装置を使って安定させる期間が必要です。
「いつまで保定装置を使うの?」という質問をよくいただきますが、一般的には1年半~3年程度が目安です。ただし、個々の症例により期間は変わるため、定期的な経過観察により適切なタイミングで判断します。
以上、裏側矯正の手順を6つのステップで解説しました。治療中の見た目への配慮ができる裏側矯正は、審美性を重視される方にとって有効な選択肢といえるでしょう。
当院セレーノ矯正歯科の「裏側矯正」とは?

当院は、さいたま市大宮における「裏側矯正の専門医院」として、長年多くの患者さんの笑顔を支えてきました。ここでは、当院がこだわりをもって行う裏側矯正治療への取り組みについて紹介します。
歯並びの根本原因を徹底分析する
「なぜ私の歯並びはこうなってしまったの…?」治療前に多くの患者さんが抱く疑問です。当院では単に見た目の問題を改善するだけでなく、歯並びが悪くなった根本的な原因を詳しく調べる手順からスタートします。
歯並びの問題は生まれつきの骨格だけが原因ではありません。日常生活の中で無意識に行っている小さな習慣や悪癖が、長い時間をかけて歯並びに影響を与えているケースが非常に多いのです。
そのため当院では、
- どんな呼吸をしているか?
- 食事の時の噛み方はどうか?
- 普段どのように舌を使っているか?
など、その他にも細かな観察を徹底して行います。
仮に原因分析が不十分で、悪い習慣や癖を見逃してしまうと、
- 予定より治療が長引く…
- 期待した歯並びにならない…
- 治療後に元に戻ってしまう…
など、どんなに精密な矯正治療を行っても満足できる結果は得られません。
だからこそ、根本原因をしっかりと特定することが本当に重要です。そうすることで、患者さん一人ひとりに最適な治療アプローチを選択でき、安定した美しい歯並びの実現に向けて取り組めるのです。
院長が全患者さんを一貫して担当する
裏側矯正は、高度な技術と豊富な経験が求められる専門性の高い治療です。当院では治療の質を最優先に考え、院長である私がすべての患者さんを、初診から治療完了まで責任をもって担当しています。
では、なぜこのような体制にこだわるのでしょうか?
それは、裏側矯正では装置の位置や力加減のわずかな違いが結果を大きく左右するからです。定期の調整時に、患者さんの歯や舌の動き、口の中の変化、習慣の改善具合などを正しく見極めるには、長年の経験に基づく判断力が必要になります。
それらを毎回の通院で、院長である私自身が直接確認することで、ベストなタイミングで最適な調整ができると考えています。
一方で、多くの矯正歯科では通院ごとに別の歯科医師が交代で担当したり、処置の一部を歯科衛生士が行ったり場合もあります。しかし、そのやり方では患者さん一人ひとりの微細な変化を見逃してしまう可能性があります。
「毎回、院長が見てくださるので安心です」とよく言われますが、当院では患者さんに安心して治療を受けていただける環境作りを徹底しており、この一貫した体制を大切にしています。
そして、25年以上積み重ねてきた経験と技術を「すべての患者さん」に提供することが私の使命だと考えています。
【症例紹介】裏側矯正による治療前後の変化

裏側矯正を検討される際、実際の治療結果を見ることで具体的なイメージが湧きやすくなります。ここでは、当院で治療を行った患者さんの症例を2点ご紹介します。ぜひ参考になさってください。
ガタガタ歯/八重歯の裏側矯正

主要症状 | 上下前歯のでこぼこ、上顎前歯の前突 |
診断名 | 叢生、上顎前突 |
治療期間 | 2年6ヶ月 |
費用(目安) | 125万円+消費税 |
叢生(そうせい)が認められる症例です。治療前の状態では、歯が前後に大きくずれて並んでいることが確認できます。また、口元の前突感も目立っていました。
治療後、裏側矯正により1本1本の歯が適切な位置に整列され、重なりが解消されています。正面、横顔ともに顔全体のバランスが向上し、より調和の取れた印象となりました。機能的にも審美的にも改善が認められています。
口元のバランスが整ったことで患者さんにもご満足いただき、矯正歯科医としても大変やりがいを感じる症例でした。
※矯正治療の結果には個人差があります。
出っ歯の裏側矯正

主要症状 | 前歯、口元が出ている |
診断名 | 上顎前突 |
治療期間 | 2年2ヶ月 |
費用(目安) | 125万円+消費税 |
上の前歯が前方に突出しており、横顔を見ると口元全体が前に出ている状態が確認できます。このような上顎前突は、見た目の問題だけでなく、口が閉じにくい、前歯で物が噛み切りにくいなどの機能的な問題も引き起こすことがあります。
裏側矯正により前歯の突出が改善されています。上の前歯が適切な位置に移動し、適切な歯の角度に改善されました。見た目の改善はもちろん、上下の歯がしっかりと噛み合うことで機能面の向上も認められています。
機能と審美性を両立できた、私にとっても印象深い症例の1つです。
※矯正治療の結果には個人差があります。
【Q&A】初めての裏側矯正でよくある質問

裏側矯正の手順のほか、初めての方は気になることが多いのは当然です。ここでは裏側矯正専門の矯正歯科医として、患者さんからよくいただく質問にお答えします。
治療を検討中の方が抱える不安や疑問を解消し、納得して治療に臨んでいただけるよう、正直にお伝えしていきます。
Q.裏側矯正のメリットデメリットは?
裏側矯正には表側矯正にはないメリットがある一方で、デメリットも存在します。治療を始める前に両方を理解しておくことが大切です。
【裏側矯正】
メリット | デメリット |
---|---|
・治療中も見た目が気になりにくい ・歯の表面を傷つけにくい ・唇や口の中を傷つけにくい ・口腔ケアを行いやすい ・舌の癖を治しやすい | ・治療費が高くなる場合がある ・特に治療初期は違和感がある ・実績豊富な専門医院が限られる |
【表側矯正】
メリット | デメリット |
---|---|
・医院の選択肢が多い ・対応できる症例が幅広い ・矯正装置の調整がしやすい | ・金属の矯正装置が目立つ ・装置の突起で口内炎ができやすい ・唇に当たって違和感が生じやすい |
矯正治療を検討される際、裏側矯正と表側矯正のどちらを選ぶか迷われる方も多いと思います。それぞれの仕上がりの違いや見た目への影響について詳しく知りたい方には、下記の記事が参考になります。
Q.おおよその費用相場はいくら?
裏側矯正の費用相場は「100~150万円」ほどです。高く感じる方もいますが、その分、複雑な症例への対応と、適切な治療計画に基づいた矯正を受けることができ、治療中も見た目を気にせず過ごせるメリットもあります。
私がよくお話しするのは、「一生涯の投資」という視点です。20代や30代で矯正すれば、その後は長期間にわたって美しい口元で過ごせることになります。そう考えると、1年あたりの費用は決して高額ではありません。
治療費の詳細については、個々の症状によって異なるため、カウンセリング時に具体的にお伝えしています。
矯正治療の費用の考え方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
Q.治療期間はどのくらいかかる?
裏側矯正の治療期間は「1年半~3年程度」が目安です。ただし、歯並びの状態や噛み合わせの複雑さによって変わります。
「裏側矯正だから治療期間が長くなる」と誤解される方もいますが、そんなことはありません。正しい手順で治療を行えば、表側矯正と変わらない期間で完了する方が多いです。
裏側矯正では舌の悪い癖を早期に改善しやすいなどから、場合によっては予想より早く目標の歯並びに近づくこともあります。治療後の保定期間も同じく1年半~3年必要ですが、これは後戻りを防ぐために欠かせない大切な手順です。
矯正治療にかかる期間が気になる方は、治療法別の期間比較について詳しく解説したこちらの記事もあわせてご覧ください。
Q.裏側矯正には痛みや違和感がある?
正直にお伝えすると、全く痛みがないわけではありません。矯正装置を装着・調整した時、歯が動いている時、口の中で装置が当たった時などに、痛みや違和感が伴うことがあります。
個人差があり、それほど痛みを感じない方もいますが、装着・調整時の違和感は1週間ほどで慣れていく場合が多いです。
実際にどの程度の痛みがあるのか、どのくらいの期間続くのか、そして痛みを軽減する方法について詳しく知りたい方には、下記の記事が参考になります。
Q.矯正治療中に食事制限はある?
厳しい食事制限はありませんが、装置を保護するための配慮は必要です。
特に装置に絡みやすい食品には要注意です。キャラメルやガムなどは装置が外れる原因となるため控えめにしてください。また、氷を噛む習慣がある方は気をつけましょう。
硬い食べ物については、食べ方を工夫することで問題なく摂取できます。大きなものは小さく切り分けるなど、ちょっとした心がけで解決できることが多いです。
治療期間中も美味しい食事を楽しみながら、理想の歯並びを目指してください。患者さんの中には「食べ方が丁寧になって、以前より味わえるようになった」とおっしゃる方もいます。
裏側矯正中の食事について不安をお持ちの方は、こちらの記事で具体的な対策をご確認ください。
Q.裏側矯正ができない歯並びはある?
基本的に、ほとんどの歯並びや噛み合わせの問題は裏側矯正による治療が可能です。特別な症例を除けば、矯正歯科医の技術や治療を工夫により対応できることが多いです。
「自分の歯並びでも裏側矯正ができるのかな?」と心配されている方は、まずはカウンセリングで診断を受けてみることをおすすめします。
以上、初めての裏側矯正でよくある質問について回答しました。検討の際に迷った場合は、改めて参考にしてみて下さい。
まとめ:裏側矯正の手順を理解し治療の第一歩を

裏側矯正の手順を詳しく知ることで、漠然とした不安がスッと軽くなったのではないでしょうか。初回カウンセリングから装置撤去まで、1つ1つのステップには明確な目的があり、あなたが望む美しい歯並びを目指すためには、どれも重要なものです。
ただし、すべての症例が同じ手順で治療できるわけではありません。あなたの歯並びの状態や根本的な原因によって、最適なアプローチは変わってきます。だからこそ、経験豊富な矯正歯科医による正確な診断が欠かせないのです。
当院では、25年以上のキャリアをもつ院長の私が、全ての患者さんの装置調整を責任もって担当しています。
あなたも「いつかは矯正を…」と考えているなら、その「いつか」を「今」に変えてみませんか?
裏側矯正では、表側矯正と比べて治療中の見た目を気にする必要がないため、仕事や日常生活への影響を大きく軽減できます。見た目のストレスを抑えながら、満足できる歯並びの実現を目指していけるでしょう。
この記事があなたの美しい笑顔への第一歩となり、自信をもって毎日を過ごせるきっかけになれば幸いです。