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インビザラインでゴムかけは必要?目立つ?仕組みや自己管理を解説

「ゴムかけって目立つのかな?」
「毎日付け替えるの?面倒そう…」
「自分の場合も必要になるのかな?」

インビザライン矯正について調べているうちに、ゴムかけという言葉を知って戸惑っている方は多いのではないでしょうか。

透明なマウスピースで目立たないと期待していたのに、実はゴムの補助が必要になるのなら、治療のイメージがガラッと変わってしまいますよね。

私は25年以上の歯科医師キャリアの中で、数多くの矯正治療に携わってきました。インビザラインのゴムかけは、治療を検討する上で知っておくべき重要なポイントです。

この記事では、ゴムかけの仕組みから見た目への影響、実際の自己管理の負担まで、包み隠さず解説します。また、ゴムかけに不安を感じる方のために、「裏側矯正」という別のアプローチについてもご紹介していきます。

治療法を選ぶ際に大切なのは、メリットだけでなくデメリットも含めて現実的なイメージを持つことです。記事を通して、あなたが納得して矯正を進めるお手伝いができれば幸いです。

インビザラインのゴムかけとは?基本の仕組みと目的

インビザラインのゴムかけ

インビザライン矯正でゴムかけとは、正式には「顎間(がっかん)ゴム」と呼ばれる補助具のことです。上下の歯にかけた小さな医療用ゴムで歯を引っ張り、噛み合わせを調整します。

すべての方に必要なわけではありませんが、精密な治療を目指す場合には重要な役割を果たす存在といえるでしょう。

一体ゴムかけで何ができるのか

マウスピース矯正では歯そのものを動かすことはできますが、上下の歯の位置関係を細かく調整するのは、あまり得意ではありません

そこで活躍するのがゴムかけです。たとえば、出っ歯の方なら上の歯列の前方と下の歯列の後方にまたがるようにゴムをかけ、上顎を後方に、下顎を前方へ引っ張ることで出っ歯の症状の改善を目指します。

症状に応じてゴムのかけ方を変えることで、各噛み合わせの問題に対応していくのです。

いつから、どのくらいの期間使うのか

ゴムかけを始める時期は、治療の中盤~後半が多い傾向にあります。歯並びがある程度整ってきた段階で、噛み合わせの最終調整として導入されるケースが一般的です。

ただし症例によって、歯並びよりも噛み合わせの改善を優先する場合は、治療開始後数カ月の早い段階から導入されることも珍しくありません。

使用期間は1カ月程度で終わる方もいれば、半年以上、1年以上継続する方もいて、個人差がかなり大きいのが実情です。歯の動き方のほか、何より患者さんご自身の協力度によって期間は変わってくる傾向です。

マウスピース単体では実現できない細かな動きを補うために、ゴムかけは多くの症例で活用されています。適切に使えば治療の質を高められる一方で、自己管理が求められる点も押さえておきたいところですね。

以上、インビザラインのゴムかけの基本的な仕組みと目的について解説しました。この機会にインビザライン治療の基礎知識を学んでおきたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

インビザラインのゴムかけは目立つ?周囲にバレる?

インビザラインのマウスピース矯正

インビザラインでゴムかけと聞いて、やはり気になるのが「見た目」ではないでしょうか。透明なマウスピース矯正を選んでも「ゴムが目立ってしまったら…」、そんな不安を抱く方は少なくありません。

実際のところ、ゴムかけの見え方は選ぶゴムの種類や日常の過ごし方によって変わってきます。「見えにくい矯正」を希望している方にとっては、治療を始める前にぜひ知っておきたいポイントです。

透明ゴムを選べば比較的気づかれにくい

ゴムかけに使う医療用ゴムには、透明タイプカラフルなタイプがあります。

透明ゴムを選べば、近い距離でじっと見られない限り気づかれにくいのが特徴です。マウスピース本体も透明ですから、ゴムも透明にすることで全体の調和が取れます。

一方でカラフルなゴムは、ピンクやブルー、イエローなど様々な色が用意されており、海外では矯正治療をファッション感覚で楽しむ方もいます。ただ日本では、やはり目立たせたくない希望が多いため、透明ゴムを選ぶ方がほとんどです。

口を開けると気づかれる可能性はある

ただし正直にお伝えすると、マウスピース単体の状態よりは目立ちやすくなります

口を大きく開けて笑ったとき、至近距離で会話をするときには、ゴムの存在に気づかれる可能性があるでしょう。特に下から上へ斜めにかかっているゴムは、話すときの口の動きで見えやすくなります。

ただし、近年はマスクをつける機会も増えていますから、外出時や人と会うときにマスクを活用すれば、見た目の心配は軽減されるでしょう。

できるだけ見えたくない方は慎重な判断を

インビザライン単体は確かに目立ちにくい矯正方法ですが、ゴムかけが加わることで、少なからず見えにくい状態ではなくなります

「できるだけ気づかれたくない…」
「治療中だと知られるのが嫌だ…」

とあなたが強く感じているなら、この点は契約前にしっかり考えておくべきでしょう。

ゴムかけの見た目を気にして、人前で笑いづらく感じる方もいらっしゃいます。矯正治療は1年半〜3年程度かかる長い取り組みですから、見た目のストレスを抱えながら過ごすのは辛いものです。

もちろん「少しくらい見えても構わない」「効果が得られるなら我慢できる」という方にとっては有用な治療法です。やはり大切なのは、事前に現実的なイメージをもった上で、あなたが心から納得して治療を始めることだと考えます。

以上、インビザラインのゴムかけの見た目について解説しました。透明ゴムなら気づかれにくいものの、全く見えないわけではない点を押さえておきましょう。

インビザライン治療では、ゴムかけのほかに「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を歯に装着するケースもあります。詳しく知りたい方には、下記の記事が参考になります。

手間が掛かる?ゴムかけをサボるとどんな影響が?

鏡の前でインビザライン装着時の見た目をチェック

ゴムかけは見た目だけでなく、日常生活での手間も気になるポイントです。

実はインビザラインは、1日20〜22時間以上という長時間の装着が推奨されています。食事と歯磨き以外はほぼ付けっぱなしというイメージです。

ここでは、ゴムかけの実際の手間と、装着をサボった場合の影響について正直にお伝えしていきましょう。

装着管理にどれくらい手間が掛かるのか

ゴムは最低でも1日1回、24時間を目安に新しいものと交換する必要があります。朝起きたら古いゴムを外して新しいゴムに付け替え、1日が終わるまでその状態を保つのが基本です。

さらに食事のたびに自分で外して、食後に付け直す作業が発生します。外出先でのランチやカフェでは、トイレに行ってマウスピースを外し、食事を済ませたら歯磨きをして付け直す、この一連の流れをこなすことになります。

また、ゴムが切れた場合などに備えて、常に予備のゴムを持ち歩く習慣も欠かせないでしょう。

最初は「これくらい大丈夫!」と思っていたのに、実際に始めてみたら「予想以上に手間を感じた…」という声を聞くこともあります。人によっては、忙しい日常の中で、これを毎日確実に続けるのは気を遣う作業かもしれませんね。

装着時間が不足するとどうなるのか

ゴムかけの装着時間が不足すると、治療効果に直接影響が出ます。計画通りに歯が動かなくなり、結果として治療期間が延びる可能性が高くなるのです。たとえば、本来なら1年半で終わる予定の治療が、装着時間の不足によって2年、2年半と伸びていくケースは珍しくありません。

なぜこんなことが起きるかというと、歯は継続的な力を加え続けることで少しずつ動くからです。

ゴムを付けたり外したりの繰り返し、また外している時間が長いと、歯に加わる力が途切れて、せっかく動き始めたのに元の位置に戻ろうとする場合があります。結果として「進んでは戻り、進んでは戻り」を繰り返すことになるのです。

患者さんご自身の協力度が治療の成否を大きく左右します。どんなに適切な治療計画を立てても、装着時間を守れなければ良い結果は得られません。

矯正治療の仕上がりは「歯科医師の腕と患者さんの自助努力の両方で決まる」といっても過言ではないでしょう。

インビザラインを検討中の方には、「本当に自分の歯並びは治るのだろうか?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。下記の記事では、歯並び別に適応ケースを詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

自己管理が得意かどうかで向き不向きが分かれる

インビザラインは取り外せる利便性がある一方で、その自由度ゆえに装着時間の管理が完全にあなたの責任となります

自己管理が得意で、毎日決まったルーティンを守れる方にとっては、有用な選択肢の1つといえるでしょう。つまり、スケジュール管理が得意な方、几帳面な性格の方などに向いている治療法です。

その一方で、「うっかり忘れやすい…」「日々の習慣化が苦手…」といった自覚がある方は、少し立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。毎日20時間以上の装着を1年半〜3年ほど続けるのは、思っている以上にハードルが高いものです。

  • あなた自身の性格やライフスタイルと照らし合わせる
  • 日常生活での手間と装着時間を守れなかった場合のリスクを理解する

これらを踏まえた上で、現実的に続けられるかどうかを冷静に判断してみてください。

以上、ゴムかけの手間と自己管理の重要性について解説しました。

着実な進行を重視したい方、自己管理に不安がある方は、固定式の矯正方法も一度検討する価値があります。固定式の装置なら、装着時間を気にする必要がなく、計画通りに治療が進みやすいメリットがあるからです。

「裏側矯正」なら目立たず自己管理の負担も少ない

セレーノ矯正歯科の裏側矯正

ここまでインビザラインのゴムかけについて解説してきましたが、「見た目が気になる」「自己管理に不安がある」といった方に知っていただきたいのが、裏側矯正という選択肢です。

ワイヤー矯正の1つですが、歯の裏側に装置を取り付けるため、外からほぼ見えません

症例によって、裏側矯正でもゴムかけが必要な場合はありますが、固定式の装置なのでマウスピースのような着脱の手間が不要になります。

外からほとんど見えない審美性

裏側矯正の最大の特徴は、ブラケットもワイヤーもすべて歯の裏側に配置されることです。つまり、正面から口を見ても、真横から見ても、矯正治療をしていること自体にも気づかれにくいです。

人前に出る機会が多い方、接客業や営業職の方、結婚式や大切なイベントを控えている方にとって、この「歯の裏側で見えにくい」という安心感は大きいと思います。

私の患者さんの中には、仕事柄どうしても見た目を気にせざるを得ない方が多数いらっしゃいます。そうした方々から選ばれ続けているのが、当院セレーノ矯正歯科が専門とする裏側矯正です。

装着忘れがなく治療が着実に進む

裏側矯正では、マウスピースのように「今日は何十時間つけたかな」と気にする必要がなく、食事も歯磨きも装置を付けたまま行えます

装着忘れの心配が全くないため、治療が計画通りに進みやすいのです。

当院では治療前に、患者さんご自身の協力度が結果を左右するとお伝えしていますが、裏側矯正の場合は装置の着脱管理から解放されるため、口腔ケアや悪癖の改善など、他の重要な取り組みに集中しやすくなります

また、マウスピースでは対応が難しい重度の症例にも、裏側矯正なら対応できるケースが多いです。歯を大きく動かす必要のある症例では、固定式装置のほうが強い力を持続的にかけられるため、より着実な治療を目指せるのです。

裏側矯正にも慣れるまでの期間がある

もちろん裏側矯正にもデメリットはあります。装置を付けた直後は、舌が装置に当たって違和感を覚えることがあります。また、歯の裏側に装置があるため、歯磨きが少し難しくなります

ただしこれらは慣れの問題で、ほとんどの方が1週間程度で順応している傾向です。

歯磨きも専用のブラシやフロスを徐々に使いこなせるようになれば大丈夫です。当院では、装着後のケア方法を丁寧に説明し、患者さんがスムーズに適応できるようサポートしています。

あなたのライフスタイルや価値観に合わせて、適した治療法を選んでほしいと思います。

審美性と矯正力、自己管理の負担軽減を図れる治療法として、ぜひ裏側矯正を選択肢の1つに加えてみてください。

では実際に、裏側矯正がどのような流れで進んでいくのか、具体的に知りたい方もいらっしゃると思います。下記の記事で、初診から治療完了までどんな手順を踏むのか、各段階で何が行われるのかを事前に把握してみてください。

まとめ:見た目・自己管理が気になる方は裏側矯正も検討を

歯科医院で矯正方法について相談

インビザライン矯正を検討しているあなたにとって、ゴムかけの存在は予想外だったかもしれませんね。

透明で目立ちにくく、取り外し利便性があるインビザラインは、噛み合わせの細かな調整が必要な症例では、ゴムかけが加わることで、口を開けたときにゴムが目立つ場合があり、装着時間と合わせて毎日の自己管理が求められます。

この記事を読んで、ゴムかけの現実的なイメージが掴めたでしょうか?

一人ひとりに適した治療法は異なる

治療を始める前に知っておきたいのは、目立ちにくい矯正方法にもそれぞれ異なる特徴があるということです。

インビザラインの「取り外せる自由さ」が魅力に感じる方もいれば、ワイヤー矯正の「装着忘れのない着実さ」「自己管理の負担を減らせる」という希望を持つ方もいるでしょう。

もしあなたが後者に当てはまるなら、裏側矯正を選択肢に入れてみてください。

【矯正方法を選ぶときのチェックポイント】

  • あなたの歯並びに適応できるか
  • 見た目への影響をどこまで許容できるか
  • 毎日の自己管理を確実に続けられるか
  • 外出先での管理が負担にならないか
  • 治療期間の見通しをどれだけ重視するか
  • ライフスタイルや性格、仕事環境に合っているか

あなたに合った矯正方法を見つけるために

25年以上の歯科医師の経験から私が感じるのは、患者さん一人ひとりの価値観や生活スタイルが本当に多様だということです。

だからこそ、ネットやSNSの情報だけで安易に判断するのではなく、実際にカウンセリングを受けて、あなた自身の歯並びやその原因、生活スタイルに合った方法を見つけることが大切です。

裏側矯正、インビザライン、どちらの方法も適切に進めることで効果が期待できますが、その選択に不安や疑問が残っているなら、それは経験豊富な矯正歯科医に相談するサインかもしれません。

当院セレーノ矯正歯科では、丁寧なカウンセリングと正直な情報提供を大切にしています。あなたが理想の歯並びを実現するための第一歩を、私たちがサポートいたします。

執筆・編集:竹田 彰

大宮の裏側矯正専門セレーノ矯正歯科の院長、竹田です。25年以上にわたって裏側矯正を専門に治療してきました。歯並びを整えることはもちろんですが、それ以上に、顔全体のバランスを美しく保ちながら、自然な笑顔を引き出すことを信念にしています。

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About

大宮の裏側矯正専門セレーノ矯正歯科は、口ごぼ、出っ歯、すきっ歯など歯並びでお悩みの方のための目立たない歯列矯正を行っています。歯並びや噛み合わせだけではなく、健康的で美しい笑顔を目指しています。すべての調整はキャリア25年以上の院長が担当しますので、ご安心ください。歯を見せて思い切り笑顔になれる人生を選択しませんか?