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目立たない矯正対決!「裏側矯正」VS「インビザライン」徹底比較

「誰にも気づかれずに矯正治療をしたい…」

歯並びに悩む多くの方が一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか。特に、仕事やプライベートで人前に立つことが多い方にとって、見た目を損なわずに治療できる方法は大きな魅力です。

目立たない矯正法として、もはや世界中で注目を集めているのが、透明なマウスピース矯正の代表格「インビザライン」と、歯の裏側にワイヤーを装着する「裏側矯正」です。どちらも目立ちにくさを売りにしていますが、具体的にどのような違いがあり、どちらを選ぶべきなのでしょうか?

私たちセレーノ矯正歯科では、これまでに数多くの患者さんの治療を担当してきた経験から、インビザラインと裏側矯正の双方に精通した専門医として、治療の適応や使い分け方について深く理解しています。矯正治療は「見た目」だけでなく「仕上がり」や「快適さ」、「費用」、「治療期間」など、多くの要素を総合的に考慮する必要があります

この記事では、矯正治療を検討する方が特に気になる「よくある5つの疑問」にお答えしながら、インビザラインと裏側矯正の違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの矯正法を見つける手助けになるはずです。

▼お急ぎの方は動画に概要をまとめましたのでご覧ください▼

目立たない矯正法の代表選手「インビザライン」と「裏側矯正」

歯並びを整える矯正治療にはさまざまな方法がありますが、「治療中の見た目が気になる」という声に応える形で登場したのが、インビザラインと裏側矯正です。この2つはどちらも「目立たない矯正法」として広く知られていますが、実際にはそれぞれ異なる特徴とメリットがあります。

インビザラインとは?

インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを用いる矯正治療法です。このマウスピースは患者さん一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドで製作され、装着時にはあまり目立ちません。また、マウスピースは取り外しが可能で、食事や歯磨きの際には簡単に外せるため、従来の矯正装置と比べて快適な生活を送ることができます

インビザライン

インビザラインの主な特徴

  • 透明で目立ちにくい
    近くでよく見ない限り、周囲に気づかれることはあまりありません。
  • 取り外し可能
    装置を外して食事を楽しんだり、歯を磨くことができます。
  • 軽度〜中度の症例に適応
    特に非抜歯ケースや軽い歯並びの乱れに最適です。

裏側矯正とは?

裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)は、歯の裏側に矯正装置を装着する治療法です。装置が歯の裏側に取り付けられるため、笑ったときや話しているときに装置が見える心配がほぼありません。従来のワイヤー矯正と同じ原理で歯を動かすため、難症例にも対応可能です。

裏側矯正の主な特徴

  • ほぼ完全に見えない
    装置が歯の裏側に隠れるため、矯正治療をしていることが分かりません。
  • 難症例にも対応可能
    抜歯を伴うケースや歯並びが大きく乱れている場合でも効果的です。
  • 熟練した技術が必要
    治療には高度な専門知識と経験が求められるため、対応できる医院が限られています。

どちらの方法も「目立たない」という点では共通していますが、その程度や、適応、特徴には違いがあります。次のセクションでは、患者さんのよくある5つの疑問に答える形で、インビザラインと裏側矯正を徹底的に比較していきます。

よくある5つの疑問に答える!インビザラインと裏側矯正の徹底比較

よくある5つの疑問に答える!インビザラインと裏側矯正の徹底比較

矯正治療を始める際、どちらを選べばよいのか迷う方は多いものです。実際に患者さんから特に多く寄せられる5つの疑問にお答えしながら、それぞれの特徴を深掘りしていきます。

1. どちらが気づかれにくいの?

インビザライン
インビザラインの最大の特徴は、透明なマウスピースであることです。装着時、遠目にはほとんど分からず、自然な印象を保てます。ただし、治療中には「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を歯の表面に付ける必要がある場合があります。アタッチメントは歯の動きをサポートするために重要ですが、近くで見れば気づかれることもあります。また、透明とはいえ、わかる人にとっては側によるとすぐにわかってしまいます。写真撮影や大切な場面ではマウスピースを外すことができる柔軟性も、インビザラインの利点です。

裏側矯正
裏側矯正は、装置が歯の裏側に取り付けられるため、正面からは一切見えません。特に前歯の自然な見た目を保つ点では非常に優れています。ただし、大きく笑ったときや、上を向いた際に奥歯の装置が見えることがあります。

結論:インビザラインvs裏側矯正、どちらが気づかれにくいか?

完全に「見えない」ことを重視するなら裏側矯正がおすすめです。ただし、柔軟性を求める場合はインビザラインが適しています。

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2. どちらが綺麗に仕上がるの?

インビザライン
インビザラインは軽度〜中等度の歯列不正に特に効果的で、歯並びの調整がスムーズに行えます。しかし、抜歯を伴う症例や大幅な歯列移動が必要なケースでは、マウスピースだけでの治療は難しい場合があります。この場合、部分的にワイヤー矯正を併用することがあります。また、マウスピース治療は歯の動きに制約があり、前歯が下げ足りない、口元全体の改善がしづらい、奥歯の噛み合わせが甘くなるケースが見られます

裏側矯正
裏側矯正は、仕上がりをイメージしながら、治療中に生じた微調整を随時行うことができるため、治療結果が安定しやすいのが特徴です。また、抜歯を伴うケースや大きな歯列移動が必要な場合でも、高度な技術を持つ矯正医であれば理想的な仕上がりを実現できます。インビザラインでは治療が不可能な、重度の歯並び改善も可能。医師の技術さえあれば、できないことはありません。

結論:インビザラインvs裏側矯正、どちらがきれいに仕上がるか?

難症例や抜歯ケースでは裏側矯正が圧倒的に有利です。一方、軽度なケースではインビザラインでも十分美しい仕上がりが期待できます。

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3. どちらが快適に使えるの?

インビザライン
マウスピースは薄く滑らかで装着時の違和感が少なく、食事や歯磨きの際に取り外せるため、日常生活のストレスがほとんどありません。ただし、取り外しが頻繁すぎると治療が遅れる可能性があるため注意が必要です。

裏側矯正
裏側矯正では装置が舌に接触するため、装着後1ヶ月程度は話しにくさや口内炎が発生する可能性があります。ただし、多くの患者さんは次第に慣れていき、治療を継続する上で問題になることは極めて少ないです。

結論:インビザラインvs裏側矯正、どちらが快適か?

快適さを重視する方には、取り外し可能なインビザラインがおすすめです。

インビザラインvs裏側矯正、どちらが快適か?女性のイメージ

4. どちらが費用を抑えられるの?

インビザライン
インビザラインは、多くの場合「総額制」を採用しており、治療開始時に費用が明確に提示されるため、追加費用の心配が少ないのが特徴です。

裏側矯正
裏側矯正は調整料が別途発生する場合があり、結果的に治療総額が高額になるケースが一般的です。また、装置の取り付けや調整に高度な技術が求められるため、料金は他の矯正法に比べて高めです。

結論:インビザラインvs裏側矯正、どちらが費用を抑えられるか?

費用を抑えたい場合、インビザラインの方が適していることが多いです。

インビザラインvs裏側矯正、どちらが費用を抑えられるか?女性のイメージ

5. どちらが早く終わるの?

インビザライン
インビザラインでは、マウスピースがズレた場合に新たなマウスピースを再製作する必要があり、その間治療が停滞する可能性があります。

裏側矯正
裏側矯正では、その場で装置を微調整できるため、治療の進行がスムーズです。特に、歯の大幅な移動が必要な場合は裏側矯正が有利です。

結論:インビザラインvs裏側矯正、どちらが早く終わるか?

治療期間の短縮を重視する場合、裏側矯正が適していることが多いです。ただし、インビザラインの場合も、裏側矯正も、患者さんの協力度により治療期間は大きく変わりますのでご注意ください。

インビザラインvs裏側矯正、どちらが早く終わるか?女性のイメージ

インビザラインと裏側矯正のメリット・デメリットまとめ

インビザラインと裏側矯正の違いをさらに明確にするため、それぞれのメリット・デメリットを整理しました。一読すれば、自分に合った矯正法が分かるのではないかと思います。

インビザラインのメリット

  • 目立ちにくい
    透明な素材で、矯正中の見た目を気にする必要がほとんどありません。
  • 取り外し可能
    食事や歯磨きの際に自由に外せるため、日常生活のストレスが少ないです。
  • 口内炎のリスクが低い
    装置が舌に触れないため、裏側矯正より快適です。
  • 固定費用が多い
    料金体系が総額制である場合が多く、費用が明確です。

インビザラインのデメリット

  • 対応できる症例に限りがある
    抜歯ケースや複雑な歯列の治療には不向きなことがあります。
  • 治療中の注意が必要
    マウスピースの装着時間が短いと、計画通りに歯が動かない可能性があります。
  • 微調整に時間がかかる
    マウスピースを再製作する必要がある場合、治療期間が延びることがあります。
  • 食べ歩きは難しい
    歩きながら外したりはめたりはできないので、食べ歩きはできません。
インビザラインのメリット・デメリットを考える女性イメージ

裏側矯正のメリット

  • 完全に見えない
    歯の裏側に装置が装着されるため、正面からは全く気づかれません。
  • 広範囲の症例に対応可能
    難症例や抜歯ケースなど、幅広い歯列不正に対応できます。
  • 治療中の微調整が簡単
    装置を即時調整できるため、治療計画をスムーズに進められます。
  • 仕上がりが美しく、安定しやすい
    仕上がりが自然で、細かい調整を行えるため、噛み合わせの改善も優れています。
  • 顔貌の改善
    クリニックによっては、顔貌の表情そのものが美しくなることがあります。

裏側矯正のデメリット

  • 装着初期の違和感
    舌が装置に触れるため、話しづらさや口内炎が起きることがあります。
  • 費用が高い
    高度な技術と時間を要するため、料金が他の矯正法より高くなる傾向があります。
  • 対応医院が少ない
    専門的な技術を持つ医院が限られるため、選択肢が狭まる場合があります。
マウスピース矯正と裏側矯正の違い

あなたに合った矯正法を選ぶためのポイント

インビザラインと裏側矯正、それぞれに魅力があり、選択肢に迷う方も多いでしょう。ここでは、ライフスタイルや治療の目的に応じた矯正法の選び方を解説します。あなたの優先事項を整理することで、最適な治療法が見つけてください。

見た目を最優先するなら?

「仕事柄、人前に立つ機会が多い」「矯正治療中であることを周囲に知られたくない」という方には、ほぼ完全に装置が隠れる裏側矯正がおすすめです。一方、「目立ちにくさを保ちつつ柔軟性もほしい」という方には、取り外し可能で透明なインビザラインが適しています。

忙しいライフスタイルの方には?

スケジュールが忙しく、矯正にかける手間を最小限にしたい方は裏側矯正が向いています。裏側矯正は一度装置を装着すれば、通院時に調整を受けるだけで治療が進行します。一方、インビザラインは取り外し可能ですが、装着時間をしっかり守る必要があり、自己管理が重要です。

歯列矯正を終えて、自信をもってプレゼンテーションする女性

難症例や抜歯が必要な場合は?

抜歯を伴う矯正や、歯列の大幅な改善が必要な場合は、幅広い症例に対応できる裏側矯正が適しています。矯正歯科医がその場で微調整を行えるため、理想的な仕上がりが期待できます。一方、インビザラインは軽度から中度の症例に適しているため、複雑な症例には不向きな場合があります。

快適さを重視したいなら?

装置の快適さを重視する方には、舌に装置が触れないインビザラインが適しています。取り外し可能なため、食事や歯磨きの際のストレスも少なく済みます。裏側矯正は装着初期に舌の違和感が生じやすいですが、多くの患者さんが1ヶ月ほどで慣れるケースが多いです。

費用を抑えたいなら?

費用面を重視する場合、総額制を採用していることが多いインビザラインが適しています。一方、裏側矯正は調整料が別途かかる場合が多く、治療費用が高くなる傾向があります。ただし、治療内容に見合った価値を提供する医院を選ぶことが大切です。

裏側矯正をして、自信をもって、会社で話をする女性

まとめ

矯正治療を検討する際、目立たない矯正法として人気の「インビザライン」と「裏側矯正」。どちらも優れた治療法ですが、それぞれの特徴を正しく理解し、自分に合った選択をすることが重要です。

インビザラインは、取り外し可能で透明な素材を使用しているため、快適さやライフスタイルの柔軟性を重視する方に最適です。軽度から中程度の症例に適しており、費用面でも比較的明確な料金体系が魅力です。

一方、裏側矯正は、装置が完全に見えない点や、幅広い症例に対応可能な点で大きなメリットがあります。仕上がりをイメージしながら高度な矯正が可能なので、自然な笑顔を作ることができるでしょう。特に難症例や抜歯を伴う治療の場合、裏側矯正は安定した結果を得られる方法と言えます。

選択の際には、以下のポイントを参考にしてください:

  • 見た目や仕上がりを優先したいなら:裏側矯正
  • 快適さや取り外しの柔軟性を重視するなら:インビザライン
  • 難症例や抜歯が必要な重度の矯正なら:裏側矯正
  • 費用優先で抑えたいなら:インビザライン

とはいえ、自分にとって最適な矯正法を選ぶためには、適切なクリニック選びやドクターとの相性も欠かせません。まずは、カウンセリングを申し込み、自分の得たい結果が得られるかどうかご判断ください。

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執筆・編集:竹田 彰

大宮の裏側矯正専門セレーノ矯正歯科の院長、竹田です。25年以上にわたって裏側矯正を専門に治療してきました。歯並びを整えることはもちろんですが、それ以上に、顔全体のバランスを美しく保ちながら、自然な笑顔を引き出すことを信念にしています。

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大宮の裏側矯正専門セレーノ矯正歯科は、口ごぼ、出っ歯、すきっ歯など歯並びでお悩みの方のための目立たない歯列矯正を行っています。歯並びや噛み合わせだけではなく、健康的で美しい笑顔を目指しています。すべての調整はキャリア25年以上の院長が担当しますので、ご安心ください。歯を見せて思い切り笑顔になれる人生を選択しませんか?