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矯正歯科の費用は高い?安い?後悔しないための料金の考え方

「歯列矯正は高いから…」と、矯正をためらっている方は多いのではないでしょうか?

確かに、矯正治療は決して安いものではありません。数十万円から百万円以上かかることもあり、決断には慎重になるのも当然です。しかし、「高いからやらない」と考える前に、本当にその価値があるのか、そして費用をかけるべきポイントはどこなのかを知ることが大切です。

たとえば「安さ」を最優先にして治療を受けた結果、「噛み合わせが悪くなった」「見た目は良くなったけど機能的な問題が残った」「結局、別の医院でやり直すことになった」というケースも少なくありません。逆に、最初から適切な治療を選んだ人は、「長く続く満足感」を得られることが多いのです。

では、矯正の費用は本当に「高い」のでしょうか? それとも、将来を考えたら「安い投資」なのでしょうか?

この記事では、矯正歯科医として25年以上携わる歯科医師が、矯正歯科の費用について「相場」「治療法ごとの違い」「費用を抑える方法」「後悔しないための選び方」などを詳しく解説し、 「矯正の費用は高いのか?」という疑問に対する答えを見つけていきます。

矯正を検討している方が「費用の面で後悔しない最適な選択」ができるよう、気持ちを込めて書きました。ぜひ最後まで読んでみてください。

矯正歯科の費用の相場と治療法別の違い

ホームページで矯正歯科の治療費をチェックする女性

矯正治療の費用は、選ぶ治療方法によって大きく変わります。「矯正は高い」と感じるかどうかは、どの方法を選ぶか、どのような治療が必要なのかによって違ってきます。まずは、一般的な費用の相場を知ることから始めましょう。

矯正歯科の費用の相場はどれくらい?

矯正治療の費用は、治療の種類や歯並びの状態によって異なりますが、おおよその目安として以下のような相場があります。

  • 表側矯正(ワイヤー矯正)
    70万~120万円
  • 裏側矯正(舌側矯正)
    100万~150万円
  • マウスピース矯正(インビザラインなど)
    80万~120万円
  • 部分矯正(前歯だけ、軽度の矯正):
    20万~60万円

このように、最も一般的な表側矯正に比べると、 裏側矯正やマウスピース矯正は費用がやや高くなる傾向があります。特に裏側矯正は、装置の製作に高い技術が必要であり、矯正歯科医の技術力によっても仕上がりが左右されるため、費用が高めに設定されることが多いです。

なぜ治療法によって費用が異なるのか?

矯正治療の費用は、ただ単に「装置の違い」だけでなく、治療の難易度やドクターのスキル、手間によっても変わってきます。

表側矯正と裏側矯正の違い

表側矯正は、歯の表面にワイヤーとブラケットを装着して歯を動かしていく方法で、最もスタンダードな矯正法です。一方、裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、矯正治療中も、目だない分、治療がより複雑になり、装置の製作や調整に高度な技術や手間が必要になります。そのため、裏側矯正は表側矯正よりも費用がやや高くなることがあります。

マウスピース矯正(インビザライン)とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を少しずつ動かしていく方法です。取り外しが可能で見た目も自然ですが、治療計画の立案に高度なシミュレーションが必要であり、精密なカスタムメイドの装置を作るため費用がかかります。また、歯の動きに制限があるため、治療途中でワイヤー矯正を併用することがあり、その場合は追加の費用が発生することもあります。

部分矯正の費用が安い理由

部分矯正は、前歯など目立つ部分の歯並びだけを整える治療法です。全体の噛み合わせを調整する必要がないため、治療期間が短くなり、費用も抑えられるのが特徴です。ただし、部分矯正が適用できるケースは限られており、「見た目は良くなったが噛み合わせに問題が残る」といったリスクもあるため、治療の適応については慎重に判断する必要があります。

保険適用の矯正と自費診療の違い

基本的に矯正治療は自費診療ですが、特定の条件を満たす場合には健康保険が適用されるケースもあります。

  • 保険適用となる矯正
    • 先天的な疾患による歯列不正(顎変形症、口唇口蓋裂など)
    • 外科手術が必要な矯正治療(骨格的な異常を伴う場合)

これらの場合、国が定めた料金で治療を受けることができるため、費用負担が大幅に軽減されます。しかし、一般的な歯並びの矯正(美容目的の矯正)は 保険適用外 となり、すべて自己負担になります。

「安い矯正」に注意!価格だけで選ぶリスクとは?

矯正治療の費用をなるべく抑えたいと思うのは当然ですが、「安さ」だけを重視してしまうと、思わぬリスクを抱えることになります。

たとえば、 治療費が相場より極端に安いクリニック の場合、以下のようなリスクが考慮しておくべきでしょう。

  • 経験が浅い医師が治療を担当することがある
  • 診察や調整の回数が少なく、満足のいく仕上がりにならない
  • 途中で追加費用が発生し、結果的に高額になってしまう

また、安価な矯正プランには「ワイヤー矯正はできないが、マウスピース矯正なら対応可能」というケースもあり、歯並びの状態によっては 本来ワイヤー矯正が適しているのに、無理にマウスピース矯正を進められることもあります。結果として、歯の動きが不十分になり、仕上がりに満足できない可能性もあるのです。

矯正治療は長期間かかるものです。価格だけでなく、「自分に合った適切な治療法かどうか?」 を慎重に判断することが大切です。

矯正の費用が高いと感じる理由

歯列矯正の値段が高いな、と考えている女性

矯正治療を検討する際、多くの人が「こんなに高いの?」と驚くことが少なくありません。たしかに、数十万円から百万円以上の費用がかかる矯正治療は、簡単に決断できるものではないでしょう。では、なぜ矯正の費用はこれほど高く感じるのでしょうか? その理由を詳しく見ていきましょう。

矯正治療は長期間にわたる専門的な治療だから

矯正治療は 数年単位の長期治療です。歯並びや噛み合わせを少しずつ整えていくため、数ヶ月や1年で完了するものではなく、一般的には 2〜3年程度の治療期間が必要になります。

また、単に歯を動かすだけではなく、顎の成長や歯の動きを予測しながら、適切な位置へコントロールする技術が求められます。そのため、経験豊富な矯正歯科医による高度な診断と治療計画が必要になります。

さらに、矯正治療は定期的な通院と自身のトレーニングが欠かせません。通常、1〜2ヶ月ごとに歯科医院で調整を行い、治療の進捗をチェックしながら微調整を繰り返します。患者さん自身のトレーニングや協力度によっても、仕上がりや治療期間が左右されます。これらすべてのプロセスにかかる時間や技術が、治療費に反映されているのです。

使用する矯正装置や技術によって費用が異なる

矯正装置にはさまざまな種類があり、治療法ごとに使用する装置のコストが異なります。たとえば、一般的な表側矯正は比較的スタンダードな装置を使用するため、比較的安価な傾向があります。一方、裏側矯正はオーダーメイドで作成する特殊な装置を使用するため、コストが高くなることがあります。

また、近年人気の マウスピース矯正(インビザライン)では、デジタル技術を活用した3Dシミュレーションによって治療計画が作成され、患者ごとに完全オーダーメイドのマウスピースが製作されます。これにより、より快適な矯正治療が可能になりますが、その分コストも高くなります。

さらに、矯正治療には アンカースクリューなどの補助装置を使用する場合もあり、治療の難易度や症例に応じて追加費用が発生することがあります。

矯正歯科は専門的な技術を持つ医師が担当する

矯正治療は、一般的な歯科治療とは異なり、専門的な知識と高度な技術を必要とします。矯正歯科を専門とする医師は、歯の動きや顎の成長を正確に予測し、長期間にわたる治療計画を立てる能力が求められるからです。

また、矯正治療は 患者さんごとに治療計画が異なるオーダーメイド治療であり、経験の浅い医師と熟練した矯正医では、治療の質に大きな差が出るのは否めません。実績が豊富で、技術力の高い矯正歯科医ほど、適切な診断と治療計画を立てることができ、その結果として顔全体のバランスが整った、うつくしい笑顔を手に入れることができます。

そのため、技術力のある矯正歯科医の治療は費用が高くなる傾向があるものの、長期的な視点で考えると、満足のいく結果を得るためには適切な投資といえるでしょう。

矯正の費用はトータルコストで考えるべき

矯正治療は「高額な一括支払い」ではなく、「治療期間全体にかかる費用」として考えることが大切です。たとえば、矯正治療が100万円かかるとして、3年間の治療期間があれば月々の支払いは約2.7万円。安くはないかもしれませんが、1日あたり900円になります。当院の患者さんの話を聞くと「美容代やランチ代、ジムの会費など工夫したらギリギリ浮かすことの出来るお金」と言っていました。

さらに、矯正治療は将来の医療費を抑える効果も期待できます。歯並びが整うことで、虫歯や歯周病のリスクが減り、将来的な歯科治療の負担を軽減することができるのです。何より私個人の考えを言わせていただければ、歯を見せて笑うことに抵抗があったり、歯並びで悩んでいる時間は1秒でももったいないと思います。これも患者さんからの話で感じたのですが、「人生100年時代、一度、治療してしまえば、そういった悩みや不安、苛立ちから解放されることを考えれば、安いもの」といえるかもしれません。

「安い矯正治療」には注意が必要

費用をなるべく抑えたいと思うのは当然ですが、「とにかく安い矯正」を選ぶことにはリスクが伴います。

たとえば、25年の矯正歯科医としての経験を通して、患者さんから以下のようなケースを耳にしたことがあります。

  • 安価な矯正を受けたものの、途中でトラブルが発生し、追加費用がかかった
  • 治療後に噛み合わせが悪くなり、再矯正が必要になった
  • 経験の浅い医師による治療で、満足のいく結果が得られなかった

私の経験上、「安いから」「すぐに終わるから」といった理由で矯正を選ぶと、結果的に満足のいく仕上がりにならず、やり直しのためにさらに費用がかかることが少なくありません。

矯正の費用が高いと感じる理由は、治療期間の長さや使用する装置の違い、専門的な技術力が必要なことにあります。しかし、ただ「高い」と感じるだけでなく、その費用が将来的にどのような価値を生むのかという視点で考えることが大切だと思います。

矯正の費用は「投資」と考えるべき理由

歯列矯正を投資と考える女性

矯正治療の費用を「高い」と感じるか、「価値のある投資」と考えるかは、人それぞれです。しかし、多くの人が矯正治療を受けた後に「やって良かった」と感じるのには理由があります。美容面での恩恵は計り知れない効果が期待できますが、それだけではなく、歯並びを整えることによるメリットは、生涯にわたって幸せな感情をもたらすからです。

では、矯正治療を「投資」として考えるべき理由について詳しく見ていきましょう。

矯正後の美しい歯並びが、自信につながる

歯並びは、第一印象を大きく左右します。

「笑うと歯並びが気になるから、口元を手で隠してしまう」
「写真を撮るとき、口を閉じた笑顔しかできない」

こうした悩みを抱えている人は少なくありません。しかし、矯正治療を受けて歯並びが整うことで、 思いっきり笑えるようになった、自信を持って人と話せるようになったという声が非常に多いのです。私はその患者さんの笑顔が見たくてこの仕事を続けてきたといっても過言ではありません。

また、歯並びが美しいと、清潔感のある印象を与えやすくなります。海外では、歯並びの美しさが「自己管理ができる人」「健康に気を使っている人」という評価につながることもあり、ビジネスや社交の場でもプラスに働くことがあります。

「一生のうちに何度も写真を撮る機会があるのに、歯並びのせいで自信が持てない…」

そう考えると、矯正治療の費用は自分の魅力を最大限に引き出すための投資だと捉えられるのではないでしょうか?

歯並びが整うと、将来の歯の健康を守れる

矯正治療のメリットは、見た目が良くなるだけでなく、歯の健康を守ることができるという点にもあります。

歯並びがよくないと、歯磨きがしにくくなり、食べかすや歯垢がたまりやすくなります。そうなれば、虫歯や歯周病のリスクが高まるのは当たり前。さらに、噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度な負担がかかり、 歯がすり減ったり、顎関節症の原因になったりすることもあります。一概にはいえませんが、こうした症例は、重大な疾患に繋がることがあるので、不安のある方はすぐに歯科医に相談してほしいです。

また、「矯正しなかったせいで、将来インプラントやブリッジなどの高額な治療が必要になった…」というようなケースも珍しくありません。矯正治療は、歯並びを整えるための美容目的だけでなく、将来的な歯の健康を守るための予防策という側面も大いにあるのです。

一生使う歯だから、早めに整えておくメリットが大きい

「矯正はいつかやろうと思っているけど、まだいいかな…」

もしかすると、そう思って先延ばしにしているかもしれません。たしかに、矯正治療はいつでも始められますが、 早く始めたほうが、圧倒的にメリットが大きいことはお伝えさせてください。

  • 若いうちに矯正すれば、骨の適応力が高く、治療がスムーズに進む
  • 歯並びが整っている期間が長くなるため、より多くの時間を快適に過ごせる
  • 将来的な歯の健康維持にもつながるため、結果的に医療費が節約できる

特に20〜30代のうちに矯正を始めると、社会人としてのキャリアの中で、より良い第一印象を与えやすくなるというメリットもあります。「もっと早くやっておけばよかった」という声が多いのは、そのためではないかと思います。

安い矯正を選んで後悔するより、適切な治療を選ぶことが大切

「費用をなるべく抑えたいから、安いクリニックを探そう」

この考え自体は間違いではありません。しかし、先述したように「安さ」だけを重視した結果、満足のいく仕上がりにならなかったという人も少なくありません。

矯正治療は「一生もの」の治療です。価格の安さだけで判断するのではなく、技術力のある矯正歯科医を選ぶことが、最終的にはコストパフォーマンスの良い選択になるのです。

「高い」と思うのは最初だけ?

矯正治療の費用を「高い」と感じるのは、治療を始める前だけかもしれません。当院の患者さんを見ていると、実際に矯正を終えた人の多くが、「思い切ってやって良かった」と感じておられるようです。私は25年以上、矯正歯科医として仕事をしていますが、歯列矯正治療を後悔した患者さんに出会ったことがありません。見た目だけでなく、噛み合わせや健康面でのメリットも実感し、人生が変わった!と言われる型ばかりなのです。

むしろ、

  • 「もっと早くやればよかった!」
  • 「自分の歯に自信が持てるようになった」
  • 「笑顔に自信がついて、人と話すのが楽しくなった」

このような声が多いのは、矯正治療が「見た目だけでなく、人生の質を向上させる投資」だからではないでしょうか。

費用で後悔しないために知っておきたいこと

歯列矯正をして自信を持った自分をイメージしている女性

矯正治療は決して安いものではありません。そのため、「せっかくお金をかけたのに、満足できなかった…」と後悔しないためには、事前にしっかりと情報収集をし、自分に合った選択をすることが大切です。ここでは、矯正治療の費用で失敗しないために、押さえておきたいポイントを解説します。

料金の「総額」と「追加費用」の有無を確認する

矯正治療の費用は、クリニックによって総額制(トータルフィー)調整料が別途かかる従量制の2種類に分かれます。

  • 総額制(トータルフィー)
    最初に支払う金額に、調整料やリテーナー(保定装置)などが含まれているため、追加費用が発生しにくい。
  • 調整料が別途かかる従量制
    毎回の通院ごとに調整費用が発生し、治療期間が長引くと総額が増える可能性がある。

「最初に提示された金額が安かったから選んだけど、通院のたびに調整料がかかり、結果的に想定以上の費用になった」というケースもあるため、事前に「トータルでいくらかかるのか」をしっかり確認することが大切です。

「安い矯正治療」は本当にお得なのか?

最近では、格安のマウスピース矯正を提供するクリニックも増えてきています。中には、数十万円で矯正ができるプランもありますが、「安い矯正=自分に合っている矯正」とは限らないため注意が必要です。

特に気をつけたいのは、以下のような点です。

  • 治療の適応範囲が限られている(軽度の症例にしか対応できない)
  • 治療計画がシンプルすぎて、満足のいく仕上がりにならない
  • 途中で追加料金が発生する可能性がある

「価格が安いから」「短期間で終わるから」という理由だけで選ぶと、最終的に思い通りの結果にならず、後悔するリスクがあることを理解しておきましょう。

医師の経験と実績をチェックする

矯正治療は、医師の技術力によって仕上がりが大きく変わる治療です。そのため、費用だけでなく、担当する矯正歯科医の経験や実績を確認することがとても重要になります。

何を基準にすれば良いのか、判断に迷う方は、以下の点をチェックしておくと安心です。

  • 矯正歯科を専門にしているか?
    (一般歯科と矯正歯科を兼業しているクリニックもあるため、矯正専門の医師がいるかどうかを確認)
  • 治療実績や症例写真を公開しているか?
    (ホームページやSNSで過去の症例写真や実績を確認)
  • ホームページで医師の顔写真、実績、経歴を公開しているか?
    (ホームページで医師の身元や実績、経験がわかるように公開しているか確認)
  • 実績、経験、技術をもった医師が担当してくれるか?
    (経験の浅いドクターから実績のあるドクターまで複数在籍しているクリニックの場合、誰が担当してくれるかは極めて重要)
  • 患者さんの口コミや評判はどうか?
    (実際に治療を受けた人の口コミを調べることで、クリニックの対応や仕上がりの満足度を知ることができる)

矯正治療は1〜3年という長い期間をかけるものなので、ホームページやSNSなどで十分に下調べをして「信頼できる医師に任せられるか?」を慎重に判断することが大切です。

矯正後のメンテナンス費用も考慮する

矯正治療が終わった後も、「保定(リテーナー)」というメンテナンス期間が必要になるケースがあります。

特に表側矯正においては、矯正が完了した直後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすいため、リテーナー(保定装置)を一定期間装着します。クリニックによっては、リテーナーの費用が治療費に含まれていない場合があるため、矯正後のメンテナンスにかかる費用も事前に確認しておくことが大切です。

矯正治療の支払い方法を確認する

矯正治療は高額なため、多くのクリニックでは 分割払い(デンタルローン)に対応しています。

  • 一括払い(最も総額が安くなるが、まとまった資金が必要)
  • デンタルローン・医療ローン(月々の負担を軽減できるが、金利がかかる場合がある)
  • クレジットカード払い(ポイント還元などのメリットがあるが、カード会社の手数料に注意)

自分のライフスタイルや経済状況に合わせて、無理のない支払い方法を選択してください。

まとめ:矯正の費用は本当に「高い」のか?

矯正治療の費用は決して安くありませんが、その価値をどのように捉えるかによって、「高い」と感じるか、「長期的な投資」と考えるかが変わります。

まず、「安く済ませたけど、やり直しが必要になった」と後悔するケースは決して珍しくありません。一方で、適切な治療を受けた人の多くが「思い切って矯正して良かった」と感じています。費用の安さだけで選ぶと、満足のいく結果が得られず、逆に余計な出費がかかることもあるため、慎重に判断することが大切です。

また、矯正治療は美容目的に限らず、将来の歯の健康を守るためのものでもあります。歯並びが整うことで、虫歯や歯周病のリスクが減り、長期的な医療費を抑えられる可能性も高くなります。つまり、治療費を「かかるお金」ではなく、「これからの健康と自信への投資」と考えることが重要なのです。

そして、長い人生を考えると、何より大切なのは、治療の質と仕上がりの満足度を優先することではないかと思います。矯正すれば解決する問題にいつまでも悩んでいる時間はありません。矯正治療による人生の充実度は、患者さんの笑顔を見ていると計り知れないものがあります。「安いから」という理由だけで矯正方法を決めるのではなく、自分にとって最適な矯正方法を選び、信頼できる矯正歯科医を見つけることが、後悔しない矯正治療のポイントになってくるでしょう。

矯正治療は、人生の幸福度を大きく左右する選択のひとつです。この記事が、あなたの不安を少しでも解消することができたらこれ以上うれしいことはありません。

執筆・編集:竹田 彰

大宮の裏側矯正専門セレーノ矯正歯科の院長、竹田です。25年以上にわたって裏側矯正を専門に治療してきました。歯並びを整えることはもちろんですが、それ以上に、顔全体のバランスを美しく保ちながら、自然な笑顔を引き出すことを信念にしています。

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大宮の裏側矯正専門セレーノ矯正歯科は、口ごぼ、出っ歯、すきっ歯など歯並びでお悩みの方のための目立たない歯列矯正を行っています。歯並びや噛み合わせだけではなく、健康的で美しい笑顔を目指しています。すべての調整はキャリア25年以上の院長が担当しますので、ご安心ください。歯を見せて思い切り笑顔になれる人生を選択しませんか?